Xperia Z3 CompactをMVNO(格安SIM)でもテザリング可能にしてみました

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テザリング

以前記事にしたことがあるのですが、通常ドコモで購入するスマホはドコモの回線(SIMカード)でなら普通にテザリングを利用できるものが大半です。

ただしMVNO格安SIMを入れるとドコモ網を使っているはずなのですがテザリングができなくなります。

これはドコモで販売されているスマホはテザリング時に特別なAPNに強制的に接続する設定になっていて通常のAPN設定とは別でユーザーが勝手に書き換えることが出来ない仕様になっているためです。

※APN = アクセスポイント名 (ネットワークの接続先の事)

 

でも、この状態ではとても不便なのでスマホ内部の設定を書き換える事でテザリング時も設定中のAPNで接続できるようにする為の方法を考えたすごい人がいました。

そしてその方法が公開されていたので早速僕も実践してみたいと思います。

 

僕も最初はドコモのSIMカードを入れて「Xperia Z3 Compact (SO-02G)」を利用していたので普通にテザリングを使える状態でしたが、少し前にIIJmioの格安SIMに変更したためテザリングしようとするとエラーが出てテザリングが出来ない状態になっていました。

そこで今回IIJmioのSIMカードでもテザリング出来るように設定を変更したのですが、その方法を書き残して置こうと思います。

 

テザリングを使用可能にする方法

概要としてはXperia Z3 Compact (SO-02G)をパソコンとUSBケーブルで接続しパソコンからスマホの内部をいじれる状態にして中の設定を少し書き換えることによりテザリング時のAPN強制書き換えを無効にします。

ちなみに中の設定ファイル書き換えにはWindowsに標準で入っているコマンドプロンプトを使用し、Xperia Z3 Compactとの接続はmicroUSBケーブルを使用します。Xperiaの充電に使用できるマグネット式のケーブルではありませんのでご注意ください。

Xperia Z3 Compact (SO-02G)だとちょっと長いのでこれ移行は「Z3C」と書きます。またこの作業を行なった端末はAndroidバージョン 4.4.4,ビルド番号は23.0.B.1.38です。

 

実際に行った手順

1. 「PC Companion」をインストール

まずパソコンとZ3CをUSBケーブルで接続した時にパソコンからZ3Cを正しく認識させる為に必要なファイル「ドライバ」を入手します。この「ドライバ」はソニーモバイルが無償提供している管理ソフト「PC Companion」をインストールすることでパソコンに入れることができます。

PCコンパニオン(PC Companion)| サポート | ソニーモバイル公式サイト

 

これがうまくいくとUSBケーブルでパソコンとZ3Cを繋いだ時に右下の方に「正しくデバイスを認識できました」というメッセージが出るようになるはずです。

もしここで「デバイスを正しく認識出来ていません」と出た場合はドライバのインストールが失敗しているので再度PC Companionを入れなおしてみます。

 

2. パソコンにJava(JDK)Android SDKを入れていきます。

この作業はパソコンからAndroid端末の設定を書き換えるためのadbというコマンドを使えるようにする為の作業です。

Java SE - Downloads | Oracle Technology Network | Oracle

このリンク先からJava(JDK)をダウンロードしてパソコンにインストールします。

 

f:id:hakoroid:20151103183718j:plain

この赤丸の所からダウンロードできます。この先にすすむとJava SE Development Kit 8u65という所があるので上のAccept License Agreementのボタンを押して、Download欄の下のあたりにあるjdk-8u65-windows-i586.exejdk-8u65-windows-x64.exeのどちらかを選びます。32bitのwindowsならjdk-8u65-windows-i586.exe64bitのWindowsならjdk-8u65-windows-x64.exeを選びます。

その後はダウンロードしたこのソフトをパソコンにインストールする作業に入ります。インストールはウィザードが出るのでそのとおり進んでいけばOKです。

 

次にAndroid SDKをパソコンにインストールします。

Download Android Studio and SDK Tools | Android Developers

このリンク先からAndroid SDKをダウンロードできます。

f:id:hakoroid:20151103184722j:plain

 

今度は赤い四角で囲った所を押して次のページで一番上のPlatformがWindowsのinstaller_r24.4.1-windows.exeをダウンロードしてインストールします。

インストール作業終了後Android SDK Managerを起動します。

そしてAndroid SDK platform-toolsという物を追加でインストールします。

※ここに肝心のadb.exeが入っています。

 

3.パソコンからZ3Cの内部に接続

今度はZ3Cの中身をパソコンからいじれるようにします。

Z3Cの設定を開いて一番下の「端末情報」のところを押してから

f:id:hakoroid:20160815030417j:plain

 

 次のメニューの一番下「ビルド番号」のところを7回連続でタップします。するとすぐ上に「開発者向けオプション」というメニューが出てきます。

※下の画面のデザインが違うのはandroid 6.0にした後に追記した為です。

 

 そこで開発者向けオプションを選択して、USBデバッグという所にチェックをつけます。

 

 

これもOKを押します。

この状態で画面をホームに戻し、パソコンとUSBケーブルで接続すると「USBデバッグを許可しますか?」という画面がZ3Cに出ますのでOKを押して進みます。

 

4.パソコンからコマンド入力

後はパソコンからコマンドを入力して終了です。

Windowsのマイコンピュータからadb.exeをインストールしたフォルダに移動して

※標準のまま進めてくると「C:\Program Files (x86)\Android\android-sdk\platform-tools」の中にadb.exeがあるはずです。

 

platform-toolsというフォルダの上で「Shiftキーを押しながら、マウスの右クリック」で出てくるメニューの中にある「コマンドウィンドウをここで開く」を選択するとコマンドプロンプトが起動するのでコマンドプロンプトで一行づつ下記のコマンドを入力するとsettings.dbを書き換えることが出来ます、これでMVNOでもテザリング可能になります。

adb shell
settings put global tether_dun_required 0
exit

※僕は最初adb.exeが出てこなくてちょっと探しました、結局Android SDK managerでAndroid SDK platform-toolsという物を追加でインストールしていないだけでした。

もしadb.exeがC:\Program Files (x86)\Android\android-sdk\platform-toolsの中に見当たらなかったらwindowsのスタートメニューからAndroid SDK managerを起動させて追加でAndroid SDK platform-toolsをインストールさせてください。

 

最後に

こんな感じで無事にテザリング可能になりました。

 

作業としてはJava(JDK)とAndroid SDKを入れる作業が一番大変かもしれません、英語だらけのサイトなので・・・まぁダウンロードに少し時間も掛かりますし、家はインターネット環境が光だったので作業にかかった時間は1時間弱だったと思います。

ある程度パソコンの知識もある方ならそれほど難しい作業では無いと思いますが、それでもメーカーの推奨していないスマホの中のsettings.dbというデータベース?を書き換える作業なので、この作業を行う際は自己責任でお願いします。

Java(JDK)とAndroid SDKのインストール作業はこちらの方のページがとてもわかり易いです、僕も参考にさせてもらいました。 

Java(JDK)とAndroid SDKを導入してADBコマンドを使えるようにする | AndMem

これで格安SIMでもテザリングが可能になりとても便利になりました。

 

8月12日 追記

NTTドコモからXperia Z3 Compact (SO-02G)にOSアップデートが配信されandroid 6.0が使用可能になりました。そこで今android 4.4で使っているXperia Z3 Compactをandroid 6.0にバージョンアップしました。

そしてやはりOSをバージョンアップさせると、テザリング時のAPN強制書き換えが復活するようです。バージョンアップ後にテザリングを試してみると「エラー」が出ました。

ですが、再度この記事の内容通りパソコンからコマンド入力すると格安SIMでもテザリングが出来るようになりました。

今android 4.4やandroid 5.0で使用している方でもバージョンアップ後に再度コマンド入力することによりandroid 6.0でも格安SIMでテザリング可能に出来ますよ。

※ただ以前ツイッターで見た内容でandroid 4.4の時点でこの設定をしていないと、それ以降はできなくなると書かれていた気がします。念のためテザリングが可能な状態でOSのバージョンアップを実施したほうがいいかもしれません。

 

追記

Xperia Z3 CompactにグローバルモデルのROMを焼いた後にドコモ版のROMに戻してテザリングを有効にするコマンドを入力した所、MVNOのSIMカード(mineo)でも普通にテザリングが使えるようになりました。

 

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